私の考える代表戦ハラスメント。

ご無沙汰しております、さらしなです。

 

2018年6月29日現在、世間は4年に1度のワールドカップで大いに盛り上がっていますね。

(正直2010年南アフリカのときに比べるとそこまで盛り上がってもないのかなという印象もありますが)

 

私はなんだかんだで10年ほど海外サッカーを追っていまして現地観戦もするようなタイプだったのですが、ひとつ大きな問題を取り上げたいと思います。

 

 

それが

代表戦ハラスメント

 

 

私が名付けたものなのですが、このハラスメントが私の中でちょっとした問題となっておりまして。

というものの、ワールドカップはどこを応援する?当然日本だよね!というレベルではなくなってきているなぁというのが私の周りからひしひしと伝わってくるのです。

これは自分の意見を発信したいなぁと思ってまとめました。

 

 

私の考える代表戦ハラスメント

  1. サッカーは国民的スポーツ?誰もが観る”べき”ものなのか
  2. 自国を応援しない人の立ち位置
  3. それぞれ、各々という言葉を大事にしよう

 

 

1.サッカーは国民的スポーツ?誰もが観る”べき”ものなのか。

これぞ本題。代表戦ハラスメントはここからくる。

 

サッカーは日本の国民的スポーツか否かと聞かれると、国民的って言うほどではないんじゃないかなぁと思ってしまうサッカーファンです。

基本的には10~40代の男性にファン層が固まるのではないでしょうか。(理由は割愛します)

そして知らず知らずのうちに代表戦ハラスメントをしてしまうのもこの層だと考えています。

 

私はTwitterのアカウントを数個持っているツイ廃で、メインは漫画アニメなどのオタクトークと日常的な発信をするアカウントです。

そこで今日、日本代表が決勝トーナメント進出を決めた翌朝のタイムラインが非常に荒れていました。

理由は「代表戦を観ない人間は非国民扱いされる現状がある」というものでした。

 

・職場の人や知り合いに「代表戦観た!?観てないの!?何で!?」と観ていることを前提に話しかけられ、観ていないというと責めるような口調で理由を問われる。非難される。

・当然のように日本代表を応援することを強要される

・渋谷や道頓堀などで騒ぐ日本代表ユニホームを身に纏った人にぶつかられたり、行く手を阻まれたり迷惑を被っている。

 

という言葉をよく見かけました。

 

そしてそのハラスメントをするのは普段から熱烈にサッカーを追っているわけではなく代表戦だけ盛り上がるタイプのサッカーファンという現実がそこにはあります。

普段サッカーの話なんてしないのに、応援しているクラブもないのに代表戦だけ盛り上がる。いわゆる代表サポという人たち。

 

私は年間通してクラブを応援する側のサッカーファンですが、代表は特別なもので国内外でプレーするスター選手が集まる唯一のチームということもあり代表サポが悪いとは思いません。

 

ですが代表だけを応援している、もしくは熱烈に応援している層の方々は

国民全員が日本代表を応援していて、試合も観ていて当然

という意識があるのではないでしょうか。

そしてこの意識を強要してくるのがハラスメントです。

 

・昨日の代表戦観た?⇒観ていません⇒何で?どうして?

何でもどうしてもねぇよ興味ないんだもん。その一言に尽きますよね。

 

自分に置き換えてみるとゾッとしませんか?

興味のないものを国民だから当然観ているという前提条件で話され、観ていないと言うと観ていないことを非難される。

 

これが代表戦ハラスメントです。

 

 

 

 

 2.自国を応援しない人の立ち位置

 

 私はこのタイプです。

というのも、サッカーを観るきっかけになったのは2002年日韓ワールドカップだったのですがかっこいい!面白い!と思ったのが日本ではなくドイツ代表だったから。

Jリーグも観ずブンデスリーガを観て海外サッカーをずっと追ってきました。

欧州4大リーグを追える環境下にあったことや、自分のフットワークの軽さから現地に観戦しに行ったりスタジアムツアーに行ったこともあります。

 

私は海外サッカーが好きです。

サッカーの魅力を教えてくれたのが海外の選手たちだったから。

だから応援しているのは自国ではありません。

ドイツ代表とイタリア代表とオランダ代表とベルギー代表が好きです。

 

 しかしそれを言うと、どうして自分の国じゃないのに応援するの?と言われることも多々あります。

自国以外を応援してはいけないのか、海外サッカーが好きではいけないのか。

どこを応援したってね、良いと思うんですよ。

 

自国だから応援しなきゃいけない。

他国を応援してはいけない。

 

そんな法律はないし、その考えを強要するのもまたハラスメントではないかと思います。

サッカーは”闘い”ではあるが”争い”ではない。政治の道具でもない。

他国を応援してたら売国奴ですか?非国民ですか?

そんな差別的な言葉を、サッカーというスポーツに関する会話で聞きたくない。

 

 

 

3.それぞれ、各々という言葉を大事にしよう

 

サッカーを観ない人にも好きなものはあります。

好きなものがたまたまサッカーではないだけ。

代表戦を観て当然?そんな考えはゴミ箱にポイしちゃいましょう。リサイクル不可です。

代表戦が好きな人も代表戦に興味ない人もいます。人それぞれです。

サッカーファンでも代表戦は別にいいか、ってなるタイプもいるんだからワールドカップだからってそれを押し付けちゃいけない。

 

日本代表を応援して当然?他国を応援する意味は?

うるせぇ他国のサッカーが好きなんだよ。

日本代表以外を応援してる人がそう言えるのが一番良いですよね。

別に日本代表に負けて欲しいとか、日本代表を貶しているわけではないんです。

自国への愛だとかそういった観点はもうやめましょうよ。

サッカーフィールドくらい広い心を持ちましょうよ。

海外を応援している人にもそれぞれ色んなバックボーンがあるし、好きに理由なんてないんです。

 

 

 

まとめ

 

サッカーファンからの観点で代表戦ハラスメントというものを考えましたが、実際にされた側はもっと不愉快でもっと言いたいことがあるんだろうなと思います。

全員が全員サッカーファンじゃないよね。

 

サッカーが興味ない人にサッカーの話をする必要性はありません。

それよりもお互いの共通の話題で盛り上がる方が素敵なコミュニケーションだと思います。

 

約6年前に某アイドルが残した言葉をお借りすると

代表戦ハラスメントを嫌いになってもサッカーのことは嫌いにならないでください!

 

 

読んで下さった方、ありがとうございます!お疲れ様です!